アイドルは無理だけど女子プロレスなら、競争率も低いし・・・

女子プロレスラーはアイドルとちがい体力勝負

アイドル的な写真やグッズ、メディアへの登場で、女子プロレスには華やかなイメージがありますが、全く別と考えた方がいいでしょう。体力を酷使する仕事ですし、怪我や命を失う危険性もある、常にリスクがある職業です。

プロレスはガチンコじゃないから楽?

2015年には、スターダムという団体の試合で、元々女優やアイドルなどをしていた挑戦者、安川惡斗選手が、まさにプロレスラーという感じの風貌である王者、世IV虎に顔面をぼこぼこに流血させられ、大けが。大きくふくれ上がった顔面は、後遺症になるのではと思うほどの状態でした。
この顛末は、試合直後に挑発するパフォーマンスとして、パンチを安川選手が世IV虎に浴びせた。それにキレた世IV虎選手が、烈火のごとく殴りあいました。
プロレスはやらせや打合せありの、ガチンコではないあくまでパフォーマンスとしての公演なんて見方もありますが、このような事態は、台本にあることではありません。いつ顔面が破壊されて、日常生活がおくれなくなるほどの危険が伴うということなのです。

デビューへの道

プロレスラーとしてデビューするには、まず女子プロレスの団体に応募し、練習生としてトレーニングし、入団テストを受けます、晴れて入団できるレベルに達すると、デビュー戦をするまでトレーニング。デビューしてからは、人気がでるまで、地道にファンへのアピールをして、人気選手になるべく日々活動します。有名になれば高収入になれる商売。強さと人気を兼ねそなえないといけません。

どんな人が

練習生になるにも、寮に住み込んで毎日トレーニングみっちりするタイプか、通学として週2、3日ほど夜の間だけ通うというタイプかという、2つの方法をとっている団体が多いです。寮に住み込みの場合は、寮費や食事代はかからない。その代わり無給というところが多いので過酷。通学の場合は、楽だが、逆に月謝として1万程度を払います。このタイプはOLなど働きながらの方や、中学生や高校生などもいます。

アイドルとのボーダー

タレントの赤井沙希さんがデビューしたり、元アイドルの愛川ゆず季さんがレスラーに転向したり、選手もビジュアルがよくなっていたりするし、グッズやDVDの販売、握手会やグラビア撮影などしていたりするので、アイドルと錯覚してしまいます。ですが、そのような華やかな仕事は全体的な仕事量と比べるとごくわずかで、試合ならまだしも、練習や会場設営など地道に体力を酷使するものばかりです。