スイーツを毎日食べたい、パティシエとしてやろかなと・・・

たしかに余った材料や失敗作を食べることは可能かもしれません。それが、いつまで続くでしょう。パシティエは、拘束時間も長く、朝はやく、夜遅くまで勤務しなければなりません。繊細な技術を必要としますが、材料などを運ぶ力仕事の比重が結構大きいです。

パティシエとは

もともと、フランス語で菓子製造人を意味する名詞の男性形で、女性形はパティシエール。日本では男女ともパティシエと呼びます。日本では、男性と女性の比率が、およそ6:4。ですが、女性が増加傾向にあります。ドイツでは男女同比率、フランスでは男性がほとんどと、男女ともにつける職業です。

なるには

調理師専門学校や製菓専門学校など専門学校などで学んでから、レストラン、洋菓子店、ホテルなどに就職するか、未経験でそのまま就職するかのどちらかです。一人前になったあとは、経営面を学び、資金を貯め、独立して店やブランドを立ち上げ、有名パティシエに近づきます。

収入

経験にもよりますが、平均して年収200から300万円台。拘束時間が多いわりに低収入な面があります。独立して場合は1000万円台も可能で、さらに有名になって自分のブランドができるようになると数千万円近くになります。

勤務時間

店のオープン時間、10時や11時までに商品を仕上げなくてはならなく、朝6時や7時から勤務することが通常。お店が閉店したあとは、すぐ帰れるわけではなく、翌日の仕込みや片付けなどで22時などになることもあり、拘束時間が長いのが特徴です。また、勤務日として日曜などの休みに勤務することも多く、稼働日数も多いです。

パティシエのここがつらい

繊細な職業というイメージがあるもの、材料である粉ものは20、30キロするもので、毎回運ばなくてはなりません。また、大量に製品を作るので、仕込みで大量のカスタードをずっとかき混ぜたりしなくてはならない力仕事です。 勤務時間中は常に立った状態で作業しているので、足は確実につかれます。 製品や材料を保管する大型の冷蔵庫や冷凍庫に入って作業することもあり、常にお菓子優先で仕事を行わないとなりません。

資格

パティシエになるのに資格はいりませんが、製菓衛生師、菓子製造技能士という資格があり、製菓衛生師は実務経験1?2年ほどが受験資格で、学科、実技があります。菓子製造技能士は、2、1級まであり、学歴によって4から7年ほどの実務経験が受験資格で、知識、実技、デザイン、見積りまでの試験になります。

出世するには

学校を出たからといっても、現場にでると驚くほどスピードが違います。常に自分が日々なにを目標にしているかで、差がまわりとついてきてしまいます。日本でなくても、海外の店に修行にいくなど、自分でプロフィールを作り上げて、味や技術はもちろん、プラスアルファの付加価値をつけることが重要です。