水商売はしたことないんですけどスナックって開けます?

夜のお仕事や水商売は、なにかと怖いイメージや、裏社会とつながっているような感じがあるので、敬遠しがちですが、意外と未経験の異業種から始めるなんてことも可能です。初期費用が安くすみ、常連さんがつきやすいということから、うまくいけば安定して店を持てることができます。

開業資金

安く抑えようとすれば、100、200万ほどでも可能です。居抜き物件と言われる元々飲食店やスナックだった店で、元のオーナーが、カウンターや棚、キッチンなどの設備を再利用して使うことで、初期投資が抑えられます。 店の坪数を10坪などでカウンター5席ほどで考えると、家賃や敷金礼金、保証金等も安くすみます。また、基本的にはお酒や簡単なおつまみを提供するのみなので、大きな設備や調理器具が不要のため、グラスや皿を少し用意すれば大丈夫です。あとは、お酒をどれだけ用意するかなのですが、カウンターにボトル全銘柄並べるようなコンセプチュアルな店にしなければ、ほとんどかからないといってもよいでしょう。

開業への道

スナックを開くにあたって問題になるのが、許可問題です。深夜にお酒を提供するにあたって出てくる問題です。女の子をお客様の横に座らせて、接待をさせる場合は風俗営業許可が必要となり、深夜0時以降営業は原則禁止なので注意が必要。お酒だけを提供する場合は、深夜酒類提供飲食店の許可を申請すればいい。ただし、それぞれ許可申請料が数万円必要、行政書士など専門の業者に代行することも可能で、その場合数十万円と、それなりに費用がかさみます。 風俗営業許可をとっておいた方がよいが、場所により風俗営業をやってはいけない、経営者が前科がある、申請にかかる日数を待つの面倒というのが、申請しない理由にあげられます。あとで摘発などされると面倒なので、とっておくのをお勧めします。カウンター越しにお酒を提供するだけなら、深夜酒類提供飲食店の許可だけですむので、始めにお店のコンセプトを決めておくのがよいでしょう。

人気か

キャバクラなどになると、規模がでかく初期費用も高い。ただし客単価で1、2万円はするので、ハイリスクハイリターンの業態です。スナックは、初期費用が安くすむのが利点で、そのかわり客単価は5000円ほど。ただし、常連になりやすいので、安定した収入源になりますし、慣れているので接客もしやすい。 女性がお客さんでも楽しめるので、居酒屋の延長戦のような感じで、自分の色をお店に出すことができるので、お店側もお客側も親近感がわきやすいです。稼ぐというより、やりたいことをやるというのを優先させるのならオススメの商売です。